シーズニングによる抽出の変化

数回の抽出ではクレマが安定して出ないことがありますが、マキネッタは使い込むほど抽出に安定性が増す傾向にあります。

 

内部のシーズニング

マキネッタは金属製のため、使い込むことでコーヒーの油分が内部に付着し、シーズニング(油ならし)のような状態になります。この油分がコーヒー粉とお湯の接触を滑らかにし、抽出の均一性を高める効果があります。特にCoFika Crema Richは素材にアルミ合金を使用しているためシーズニングの効果が出やすいです。

 

部品の馴染み

マキネッタの部品は、使い込むことで徐々に馴染み、よりスムーズに動作するようになります。例えば、フィルターの目詰まりが軽減されたり、パッキンの密着性が高まったりすることで、抽出の安定性が向上します。

 

これらの理由により徐々に抽出に安定性が増していき、クレマが出やすくなってきます。

 

使用始めはコーヒーが思うように上がってこなかったり、IHの加熱が止まったり、クレマが思うように出てくれないことがあります。徐々に使用回数を重ねていくことでCoFikaのマキネッタを育ててください。

 

私が思うマキネッタの最大の魅力が使用すればするほどコーヒーの香り、味、油分が器具になじみより自分らしい味付けになってくる。
という点で「自分色に育てることができるコーヒーマシン」と私は表現しています。

 

何度も使用してあげることでコーヒーが美味しくなっていき、濃厚でクリーミーなクレマが出るようになっていきます。

 

使い続けていくうちに徐々に変化が起きていきますので、その過程も楽しみながらマキネッタライフをお過ごしください。

 

参考までにこちらは私がメインで使用しているCoFikaのマキネッタになります。

抽出回数でいうと200回以上は使用しております。

深煎りでも浅煎りでもクレマが出てくれます。

 

 

新品のCoFika Crema Richの抽出具合を検証していきます。

インスタのハイライトでもまとめてます。ハイライトには動画付きでまとめてます。

ハイライトをチェック

 

一度、水だけで抽出しました。

これだけでも金属臭は割と緩和されます。

抽出条件

豆は深煎りで焙煎日は3か月以上のものを使用

・水の容量:80ml

・豆の容量:15g

・ペーパーフィルターの有無:無し

・タンピング:無し(余った粉は指で軽く押し隙間に詰める)

・火力:IHクッキングヒーター 1400W

・粒度:タイムモアCS3 Max クリック数8

この条件下で火力をIHまたはコンロに変えて育てていきます。

 

粉を使っての1回目の抽出です。

IHヒーターで1400Wで抽出しました。

1回目でも割とクレマが出てくれました。


抽出2回目

IHヒーターで1400Wで抽出しました。

クレマはしっかり出てくれましたが、キメがまだ若干粗めです。

 

抽出3回目

IHヒーターで1400Wで抽出しました。

2回目よりもクレマの量は少なめですが質的には若干キメ細かくなってます。

アイスアメリカーノにして飲みましたが、混ぜてもクレマが残ってくれました。

 

抽出4回目はコンロで行いました。

久しぶりにコンロで行ったのですが、火加減が難しい~

途中、火力が強すぎたせいか加熱が止まってしまいました。

抽出具合はこんな感じです。

インスタのハイライトのシーズニングの項目から

動画も確認できます。

ハイライトをチェック

 

抽出10回目

器具に油分が付着し味や風味に若干の変化が起きました。

クレマの量、質も良いです。

IHコンロでの抽出はやはり安定します。

火力が毎回固定できるのと、マキネッタ底面を均一に加熱ができるのでムラがほぼなく、

抽出に安定性が増します。

 

抽出18回目

この辺りまで来ると抽出条件次第にはなりますが、

問題なくクレマがもりもり出るようになりました。

クレマの質もキメ細かく、量も申し分ないです。